トラックの種類~バンボディとは~
2020/01/09 (木)
今回はバンボディについてご紹介します。
バンボディというとイメージがつきにくいかもしれませんが、現代では最も一般的なトラックなのでよく道路で見かける車両です。
バンボディの概要
バンボディはトラックの荷台部分がアルミ製の箱型になっているトラックの総称で、積み込み積み下ろしはリアドア(トラック後部の扉)を利用して行います。
内部は温度調節機能などはついておらず主にべニア板や竹床などが使用されており、通気性や消臭効果が高い内装となっています。
バンボディのメリット
アルミ製の箱で覆われた状態で荷物を運ぶことができるので、日光や雨風から荷物を保護することができ、効率よく運ぶことができます。
また、リアドアを確実にロックしておけば、平ボディなどに比べて運搬の際に積荷が落下するリスクが非常に低い車両と言えます。
リアドアからの積み込み積み下ろしを行うため、あまりスペースが取れない引越しや配送トラックの路肩での作業にも適しています。
バンボディのデメリット
ウイング車に比べて荷物の積み込み積み下ろしが不得意な形状になっています。
手積み手降ろしを基本としているため、大型で重量のある荷物やフォークリフトを用いて大量に積み込む場合などはウイング車の方が適しています。
また、バンボディは冷蔵冷凍車と異なり温度調節が行えないため、冷凍品や生鮮食品など温度変化を嫌う荷物を運ぶことには適していません。
汎用性の高い車両
バンボディは小型・中型・大型のラインナップがあり、様々な荷物を運ぶ際に利用されている最も汎用性のあるトラックです。
引っ越し、宅配など身近なところでもよく見かけるトラックなので、注意して見てみるとトラックの見え方が変わってくるかも!ぜひ道端でバンボディを探してみましょう。