
職務経歴書とは
これまでの職務内容やスキル、実績を応募企業にアピールするための書類のことで、主に転職活動の際に履歴書とともに提出が必要となることがあります。
ドライバーに特化した職務経歴書の書き方を3つのステップでご紹介します!

【ポイント】
・空欄が多いのはNG
全体的に見て空欄が多い職務経歴書はやる気がないと思われてしまうことも!
・手書きする場合は黒のボールペンを使うこと (消せるペンはNG)
もちろん字は丁寧に!読みやすい字を心がけましょう。
・職務経歴書を通して西暦か元号かを揃えること
全体を西暦か和暦かで揃えることで職務経歴書に一貫性が生まれ、よりスマートな印象になります。
ステップ1:基本情報 (日付・氏名)

1.記載する日付は、作成日もしくは提出日 (面接時に持参する場合は面接日) の日付を書きましょう。
2.氏名を記入します。
ステップ2:経歴 (在籍年月・会社名・業務内容)

1.企業名は省略せずに書きましょう。
良い例)
株式会社〇〇運輸
悪い例)
〇〇運輸
2.職種を端的に記入しましょう。
良い例)
「トラックドライバー」
「構内作業員」
3.業務の内容が伝わるように、何をしていたかを具体的に書きましょう。
良い例)
「2t箱車で食品のルート配送 (約2年) 」
「10tウイング車で飲料、日用品などの納品業務 (約3年) / フォークリフトによる積み降ろし」
「10t冷凍冷蔵車でチルド、冷凍食品の長距離輸送」
悪い例)
「ルート配送」
「大型トラックで長距離輸送」
「朝のコース」
「納品業務」
4.特別な理由がない場合、退職理由には「一身上の都合により退職」と書くのが一般的です。
ネガティブな理由 (勤務先の不満など) を書くのは不満が多そうな印象を持たれかねないのでNGです。
悪い例)
「給与が低かったから」
「運行距離が長いのが嫌だったから」
ステップ3:技能・自己PR

1.これまでの経験や実績、自身の強みや取り組む姿勢、そして今後の意欲や目標について記入しましょう。
「信頼性」「安全意識」「時間管理能力」「コミュニケーション力」をアピールできると非常に好印象です!
具体的には
・大型トラックでの長距離配送を8年間担当
・無事故・無違反を7年間継続
・月間走行距離約8,000kmなどの実績
・出発前点検を欠かさず行い、トラブルを未然に防止
・指定時間の10分前には納品先に到着することを心がけている
・新人ドライバーの教育を任された経験あり
・安定した環境で長く働き続けたい
・今後は大型ドライバーにも挑戦したい
良い例)
私は8年以上、2t~4tトラックでの一般貨物や冷凍・冷蔵輸送を担当し、安全運転と時間厳守を徹底してきました。無事故・無違反5年継続や、優良ドライバー表彰の実績があります。
「安全・品質・信頼」を守る意識を持ち、貴社でも即戦力として貢献できる自信があります。
悪い例)
「特になし」
「楽そうだったから」
「早く帰れるから」
ここまで出来たら最終チェック!一度全ての項目を見直します。
【ポイント】
・日付は正確か
・西暦・元号和暦で揃えているか
・内容に間違いがないか
・誤字脱字・記入漏れがないか
修正テープや塗りつぶしはNGです。間違えてしまった際は新しい用紙に書き直しましょう。
履歴書と同様に、面接では職務経歴書の内容について質問されることがあります。
落ち着いて受け答えができるよう、作成後や面接の前日には内容をよく確認しておきましょう!
履歴書は書き方がある程度決まっていますが、職務経歴書は自由に書けるので、自分の強みやこれまでの経験をしっかり伝えられます。履歴書だけでは伝えきれない部分を補えるので、他の応募者と差をつけるチャンスにもなります。