「運行管理者」ってどんなお仕事?
2020/05/06 (水)
ドライバー業界でスキル・経験を積むと、上司から「運管(うんかん)にならないか?」と言われるケースがあります。
今回はドライバー職のステップアップ資格の一つである「運行管理者」について解説します。
運行管理者とは
運行管理者とは、ドライバーが安全に無理なく運行できるように安全管理やスケジュール管理などの運行に関する管理を中心的に行う立場の人です。
トラック・バス・タクシーに限らず、事業用自動車(緑ナンバーのクルマ)を使用して事業を営むためには、法律に基づいて営業所ごとに車両数に応じて運行管理者を配置しなければなりません。
運行管理者の主な業務
運行管理者は運行管理の中心的な立場として、安全管理を行う必要があります。
主な業務は下記の通りです。
- ・ドライバーのスケジュール管理や運転記録の管理
- ・休憩・睡眠など安全に関わる設備の点検や保守
- ・ドライバーの指導監督
- ・点呼によるドライバーの健康状態の確認
運行管理者の資格を取得するためには
運行管理者の受験資格は下記の通りです。
- ・事業用自動車(緑ナンバーのクルマ)の運行管理に関する実務経験1年以上
- ・国土交通大臣認定の講習機関における講習を終了
運行管理者には、旅客(タクシー・バスなど)または貨物(トラックなど)の2つがあり、業務に応じた資格を取得する必要があります。
資格取得のためには上記の方法のほか、実務経験のみで取得する方法もありますので、詳しくは国土交通省のHPをご確認ください。
参照:国土交通省HP
まとめ
運行管理者は、法律に基づき運送業を営む営業所に必ず配置しなければなりませんが、ドライバーの多くは資格を持っていないため、企業から喜ばれる資格になります。
また、ドライバーとしてお仕事する上でも「安全に関する知識」が高まるため、興味のある方は資格を取得してお仕事の幅を広げましょう。