2019/11/15
トレーラーやキャリアカーなど「けん引自動車」を運転するためには「けん引免許」が必要となります。
今回はドライバ―業界のステップアップに不可欠なけん引免許について、分かりやすくまとめました。
- ・けん引免許とは?
- ・受験資格
- ・けん引する際の注意点
- ・給与がUPする?!
<目 次>
けん引免許とは?
けん引免許は、総重量が750kgを超える自走しない車輌を、自走する車輌に連結して運転する際に必要な免許です。
けん引自動車は普通自動車や大型自動車を運転する場合と大きく異なり、前進、後退や右左折の際に高い技術が必要となるため、通常の運転免許とは異なる免許が必要とされています。
自走しない車輌はトレーラー、自走する車輌はトラクター、牽引車やヘッドなどと呼ばれ、街で見かけるけん引自動車としてはタンクローリーやキャリアカーの他、キャンピングトレーラーやレジャーボートけん引などがあります。
受験資格
けん引免許の受験資格の特徴は通常の運転免許(普通免許・大型免許など)の補助的な役割の免許という点です。
そのため、受験する上で通常の運転免許の保有が必須となります。
-
・年齢
18歳以上 -
・視力
両眼0.8以上、かつ一眼で各0.5以上 -
・深視力
平均誤差2cm以下(3回検査) -
・色覚
信号が識別できること -
・聴力
日常会話を聞き取れる程度あること -
・保有免許
二種・大型・中型・準中型・普通・大型特殊免許のいずれかを保有
けん引する際の注意点
けん引免許はあくまでも連結したトレーラーの知識や操作技術に関する免許となるため、けん引免許だけでは車輌を運転することはできません。
普通自動車でけん引する際は普通免許とけん引免許、大型自動車でけん引する際は大型免許とけん引免許など、実際に運転する車輌の免許を保有している必要があるので、けん引自動車を運転する際は注意しましょう。
給与がUPする?!
ドライバ―業界において、けん引免許を持っていると仕事の幅が大きく広がります。
特に「大型免許」と「けん引免許」の両方を保有していると企業から重宝され、一般的に給与水準は高くなります。
もちろん運転には高度な技術が必要となりますが、興味がある方はぜひチャレンジしてキャリアアップに繋げましょう。
免許・資格