「Gマーク」ってどんな制度?
Gマークとは?
Gマークは国土交通省が推進している制度で、全日本トラック協会の審査をクリアすると認定を受けることができる仕組みとなっております。
具体的な概要は下記の通りとなります。
- ・国が推進している認定制度
- ・Gマークは安全性の高い事業所の証し
- ・事故の割合は未取得事業所の半分以下
“利用者が安全性の高い事業者を選びやすくする等の観点から、輸送の安全の確保に積極的に取り組んでいる事業所を認定する制度。国が貨物自動車運送の秩序の確立のために指定した機関(全日本トラック協会)が38の評価項目を設定し、同機関内の安全性評価委員会において認定。本事業は、平成15年7月から開始され、24,482事業所(全事業所の28.9%)、631,994台(全事業用トラックの46.0%)が認定を受けている(平成29年12月現在)。
引用:国土交通省HP
申請資格・評価基準
Gマークを申請するために基準は下記の通りです。
・事業開始後、3年を経過していること
・事業用トラック数が5両以上であること
都道府県トラック協会に申請後、全日本トラック協会の安全性評価委員会にて認定要件に達している事業所であるか判定を行います。
主な評価項目は下記の通りとなっています。
・安全性に対する法令の遵守状況
・事故や違反の状況
・安全性に対する取り組みの積極性
さらに上位の表彰制度がある?
国土交通省はGマーク取得事業所のうち、極めて優良な事業所を表彰する制度を設けています。
評価の対象となるのはGマークを10年以上連続で取得していること、重大事故や行政処分を受けていないこと、運転者教育やデジタコなどの装備状況などで、特に安全性への取り組みや実績が高い事業所に対して毎年度表彰が行われています。
詳しくは国土交通省HPをご確認ください。
お仕事探しの指標にできる
Gマーク取得事業所はトラック台数や仕事の速さだけでなく、安全に関する取り組みや実績がしっかりとある事業所であると言えます。
安全性に対して意識の高い企業はコンプライアンスや研修制度などがしっかりしており、安心して働ける環境が整っている事業所が多い傾向にあります。
もちろんGマークを取得していない事業所でも優良な事業所は数多くありますが、働く環境を軸にお仕事探しをされている方はGマークの有無を一つの指標にしてお仕事探しをしてみましょう。