ユニック車に必要な資格は?
2019/12/07 (土)
ユニック車の運転手は公道の運転の他、クレーンの操縦やフック操作など現場での作業を行う必要があります。
今回はユニックドライバーとして活躍するために必要な資格・免許について、分かりやすくご紹介します。
ユニック車とは?
ユニック車とはクレーン機能付きトラックのことを示します。
トラックの荷台と運転席の間や荷台の上にクレーンがあり、その常設されたクレーンを利用して荷物の積み込みや積み下ろしを行うことができるため、重量物や建築資材の運搬に適しています。
ユニック操作に必要な3つの資格
ユニック車の操作に必要な資格は大きく分けて3つに分類されます。
対象 | 範囲 | |
---|---|---|
免許 |
移動式クレーン運転士免許試験に合格し、免許の交付を受けた者 |
全ての移動式クレーンの運転・操作 |
技能講習 |
小型移動式クレーン運転技能講習を終了した者 |
吊り上げ荷重:5t未満 |
特別教育 |
移動式クレーンの運転の業務に係る特別教育を終了した者 |
吊り上げ荷重:1t未満 |
公道の運転に必要な免許は?
ユニック車を公道で運転する場合には、車両の種類に応じた運転免許(中型免許・大型免許など)が必要となります。
例えば、ユニック車の車両が車両総重量11t以上、最大積載量6.5t以上の場合は大型免許を保有している人が運転しなければなりません。
プラスで玉掛けもGET!
荷物をクレーンのフックに掛ける作業を行うためには「玉掛け」の資格が必要となります。
また、取り外す際も「玉掛け」の有資格者でなければ作業できないように定められているので、フック操作の際は注意しましょう。
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玉掛け技能講習
吊り上げ制限荷重1t以上の玉掛け作業 -
玉掛け特別教育
吊り上げ制限荷重1t未満の玉掛け作業
お仕事探しに有利?!
免許や資格は多いほど、お仕事探しの幅が広がります。
ユニック車は吊り上げ荷重5t未満の場合が多いので、小型移動式クレーン運転技能講習および玉掛け技能講習を取得しておけばユニック運転手としても企業から重宝され、就職の幅が広がります。
興味のある方はぜひ取得して、キャリアアップを目指しましょう。